9月社会科授業づくり講座の報告

By | 2017年11月28日
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「特別活動を生かした学級経営」森下周亮(小学校教員)
「長く続いた戦争と人々の暮らし」宮崎令子(元小学校教員)

1.参加者数:15名(講師を含む)
  内訳…大学生(大学院生を含む):4名 教員:11名 

2.講座参加者の感想
 <森下さんの実践報告について>
・「あたたかいクラスにしたい」という思いを一貫してもって日々学級経営に
取り組んでいる先生の姿勢が、子どもたちにもよく伝わっていると思いまし
た。
・係ランチや係カードは形式を変えて、実戦できたらと思いました。小学校で、
これまで深く学び言葉にできることに驚きました。小学校で、何を習得し、
どのように活用したのかを知ることは、必要なことだと痛感しました。見通
しをもち、関連付けを行っていきたいと思います。
・反対の立場を明らかにして意見を言うことに賛成です。自分とは、異なる意
見が存在することを知ったり、反対意見を言われることは、自分が否定され
ることではないことを学ぶ上で、大切だと思うからです。様々な意見が対立
するとき、どのように解決するのかを学ぶことにもつながると思います。
・算数の丸付けの仕方で、わざと間違いを紛れさせる方法は、ちょっとした子
どものコミュニケーションにも繋がってくると思います。細かな子どもとの
交流も大切にしているので、とても勉強になりました。

<宮崎さんの実践報告について>
・宮崎先生の実践は、いつも資料が豊富で、子どもたちの学習の深まりも良く
見えるなあと感じます。たぶん子どもたちは、大人になってもこの時の学習
を覚えているだろうなと思います。子どもたちの感想に「一番平和な国にし
たい」という文がありました。これを安倍首相が見たらどう思うのか…と思
いました。
・どうしても命の大切さや戦争をしてはいけないということに落ち着きがちな
ので、なぜ起きたのかまで学習する必要があると私も感じました。歴史を繰
り返さないためにも歴史から学ぶ。このことが歴史を学ぶ最大の意味だと思
います。「なぜ」・「どうして」の部分まで学べるような授業づくりをしよ
うと思いました。
・宮崎先生のご報告にあった子どもたちの感想文をたいへん興味深く読ませて
いただきました。子どもたちなりの視点で分析しているように感じました。
このように学んだ子どもたちは、ニュースや新聞を見たり、話を聴いたりす
るときの意識がかわってくると思います。大変勉強になりました。
・グループごとに沖縄について学習した成果を見て、ここまで深めることがで
きるのかと驚きました。子どもの主体性も引き出すことのできる素晴らしい
手法なので、自分も参考にしたいと思います。
・憲法学習のまとめに「お気に入りの条文」はやってみたいと思いました。新
学習指導要領の話はショックでした。よほど注意しなければいけないでしょ
うが、難しいことだと感じました。

3.報告者より
*小学校の特別活動について、報告をさせていただきましたが、他の先生方の
意見を聞かせていただき、勉強になりました。また、報告することを通して、
自分の中でも、特別活動について整理することができました。今回の講座を
通して、特別活動の大切さを改めて確認できたら嬉しいと思いました。
                                                                                                                 (森下周亮さん)

*台風の雨にぬれる覚悟で若い方たちがたくさん参加してくれて嬉しかったで
す。森下さんの報告は、1年目の反省を生かして目当てをはっきりと持ち、
試行錯誤の中で一つ一つ着実に前進している姿が目に浮かび、素敵でした。
私は自分自身の教師生活最後の実践報告として、少しでも若い人たちの今後
のヒントになればと思ってお話させてもらいました。皆さんの感想を読ませ
ていただき、短時間の中でそれぞれの方が真摯にいろいろな方向から受け止
めて下さったことが良く分かりました。どうもありがとうございました。今
後も若い人たちと共に学び続けていきたいと思います。
                                                                                                               (宮崎令子さん)
 
4.担当者より
 悪天候のなかでも、これだけの参加者が集まってくださったのは、実践報告
の内容が興味深いものだったことや各実行委員の宣伝努力に尽きると思いま
す。若手の森下さんの「特別活動を生かした学級経営」の実践報告では、学
級歌や旗、フェスティバルの話し合いなど、子ども同士のやりとりが活発で、
資料や森下さんのお話からも、とても楽しくあたたかい学級であることが伝
わってきました。自分が2年目の時に、こんなにしっかりした学級経営でき
ていたかなと…ただただ感心するばかりです。なぞなぞ係をはじめ、2学期
以降の係活動の活性化にも期待しています。宮崎さんの実践報告では、資料、
体験談、交流などあらゆる手法や教材を用いて、戦争について考えていく単
元計画が素晴らしいなと感じました。8時間の授業で、ここまで丁寧に授業
をつくることの努力や教材研究の熱意は、若手にもベテランにも勉強になっ
たと思います。子どもたちの感想からも授業を受ける前と終わりでは、戦争
に対する認識の変化が見られ、深い学びとなったことがよくわかりました。
                                                                                                            (宮下和洋さん)