投稿者「桜井千恵美」のアーカイブ

12月号「不戦の歴史」の読みどころ

1928年の不戦条約は、世界史上初めて戦争を違法とするものでした。しかし、
日本の中国侵略や第二次世界大戦の勃発を防ぐことはできませんでした。不
戦条約の理念は、国連憲章や憲法9条に引き継がれ、平和をめざす取り組み
が続いています。戦争が起きている今、平和な世界の実現に向け、不戦条約
の意義を今一度考えてみました。

歴教協編『世界と日本をむすぶ「歴史総合」の授業』(大月書店)5月22日刊行

歴教協編『世界と日本をむすぶ「歴史総合」の授業』(大月書店)5月22日刊行

2022年度から新科目「歴史総合」の授業が始まります。歴教協はこれまで、「歴史総合」をめぐるシンポジウムや学習会を開催し、『歴史地理教育』誌上でも論議を重ねてきました。『歴史地理教育』7月増刊号では、「歴史総合」を見据えた授業実践が多く掲載されます。学校現場でも、「歴史総合」に対する検討が始まり、具体的な授業案も望まれています。
こうした要望に応えて、歴教協が編集する『世界と日本をむすぶ「歴史総合」の授業』を刊行しました。学習指導要領は「近代化」「大衆化」「グローバル化」を柱にして近現代史を構想していますが、私たちは歴史の変化や発展がわかり、世界と日本をむすぶ近現代史をめざしました。全国の歴教協会員による50テーマの授業案、山田朗委員長の論文「私たちの歴史認識と歴史教育の課題」に加えて、戦後歴史教育と近現代史教育をめぐる論文も収録しました。本書が、学校現場だけでなく、学習会などでも広く活用されることを願っています。
目次
 第1章 歴史の扉
 第2章 近代化と世界(近代化と私たち)
 第3章 2つの世界大戦と平和への希求(国際秩序の変化や大衆化と私たち)
 第4章 戦後世界と自由・独立・人権・平和をめざすたたかい(グローバル化と私たち)
 第5章 戦後歴史教育と新科目「歴史総合」

50テーマの授業案を4ページで。「探究活動」「授業づくりのポイント」も。
歴史教育者協議会編(編集委員:石出法太・河合美喜夫・関原正裕・丸浜昭・米山宏史)
大月書店  B5判・232ページ 本体3000円+税  

下記URLからご注文ください。
期間限定の特価販売です。
特価 3000円(税込み・送料込み)
https://ux.nu/J9Eii
第1次締め切り:6月10日(水)
第2次締め切り: 6月30日(火)

第16回 12月集会 憲法と教育の改悪を許さない!

第16回 12月集会 憲法と教育の改悪を許さない!

日時  12月14日(土) 午後6時15分

会場  文京区民センター 3A(東京メトロ丸ノ内線後楽園駅4a・5番出口)

第1部:学校現場かと運動からの報告

 「働き方改革」?なぜこんなに忙しいー小中学校から/これでいいのかオリ・パラ教育―特別支援学校  から/夜間定時制の灯りを消さないでー都立高校から/命令と処分の教育とたたかって16年―「日の丸・君が代」裁判

第2部:講演 山田朗さん(明治大学教授・歴教協委員長)

   「日韓問題の根本に何があるかー徴用工問題と歴史認識」

資料代  500円

主催  「12月集会」実行委員会

連絡先 河合 090―6137-0876