かもがわ出版 京都歴史教育者協議会編
          女たちの京都 史跡をたずねて
                                定価(本体2000円+税)
女たちの京都 目次
第1章 かな文字に込めた思い
T 宮廷才女 清少納言 ……… 8
V 和泉式部をたずねて ………11
V 紫式部と十二単の文化コード ………15
<コラム>小町の里 中郡大宮町五十河 ……… 22
<コラム>相楽の伝説の女たち ……… 24
第2章 争乱の京に暮らす
T 『平家物語』祇王の庵 ……… 28
U 政道を沙汰した御台−日野富子 ……… 34
V おねを包む京都東山 ……… 39
<コラム>「女ひとり」寂光院 ……… 44
<コラム>山城国一揆と女たち ……… 46
第3章 女たちの芸と信仰
T 狂言のなかの女性 ……… 50
U 出雲の阿国 ……… 53
V 戦国武将の妻細川ガラシャ ……… 57
第4章 京の花街・遊廓をめぐる
T 吉野太夫と島原 ……… 62
U 撞木町・中書島・橋本の遊廓跡 ……… 68
V 祇園の勤王芸者 君尾 ……… 72
<コラム>京街道の飯盛り女 ………74
第5章 幕末維新と女たち
T 京へとどけ恋ごころ−江戸末期の漢詩人 江馬細香 ……… 78
U 和宮の京都 ……… 82
V 勤王の志士 松尾多勢子 ……… 86
W 坂本お龍と伏見界隈 ……… 91
第6章 近代女子教育と自立する女たち
T 女紅場−近代女子教育のはじまり ……… 96
V 新島八重と同志社 ……… 99
V 京都看病婦学校 ……… 104
W 自由民権の花 岸田俊子 ……… 108
<コラム>女性教育に人生を賭けた景山英子 ……… 112
<コラム>八〇年前の『女たちの京都』……… 114
第7章 花開く女性芸術家
T 西本願寺の姫君 九條武子 ……… 118
U 松園が暮らした「中京」の街 ……… 123
V 京に燃える晶子の恋 ……… 127
第8章 たたかいの中で
T 女たちの水平社宣言 ……… 132
U 出口なおと大本教 ……… 137
V 花やしきに咲いた華−山宣の娘 治子 ……… 141
W 夫と時代の良心を支えた妻 河上秀 ………144
X 島崎こま子の「新生」 ……… 149
第9章 女たちと戦争
T 少女の見た戦争−軍都伏見で ……… 156
U 花街の風船爆弾 ……… 161
V 常寂光寺「女の碑」 ……… 164
<コラム>岸壁の母 端野いせ ……… 168
<コラム>京都に根付くアンネのバラ ……… 170
第10章 戦前、戦後を生きる
T 「ふりそでの少女」の母 福留志な ………174
U 私は「ウトロのオモニ」だから ……… 177
V 新憲法下の京女 ……… 181
第11章 日本経済を支えた女たち
T 京都青雲学院の乙女たち ……… 186
U 郡是の工女たち−讃美歌の流れる工場 ……… 191
V 「女工哀史」と丹後の女たち ……… 196
W マンガン鉱に生きる ……… 198
第12章 映画のなかの京女
T 「わが青春に悔いなし」の幸枝 ………204
U 「女の園」の女子学生たち ……… 208
V 日本初の女性映画監督 坂根田鶴子 ……… 213
<メモ>
若い女性に人気の地主神社 アテルイと女たち 錦小路の今昔
京のことばと女たち 京都の祭り・365日(上) 京都の祭り・365日(下)
<あとがき>