◆◇◆歴教協第59回兵庫大会速報◇◆◇
              1047人が参加。熱い大会を成功させる
 ● 震災を乗り越えて
  8月4日から歴教協の全国大会が兵庫県神戸市で開かれた。教育基本法を変え、改憲を叫ぶ内閣が参議院選で大敗した直後の大会であった。地域実践報告でNHK教育テレビ「わくわく授業」でもとり上げられた間森実践、憲法から平和や歴史認識問題にも踏み込んだ稲次実践、「慰安婦問題」に取り組み続ける神戸女学院大石川ゼミの学生が登場。いまだ本当の意味での復興が成し遂げられていない神戸の厳しい状況と一方で震災を乗り越えて自らの未来を切り開こうとする子どもたちも登場し、家族を震災で失った池田君は見事なピアノ演奏を披露し、大きな喝采をあびた。

  記念講演をおこなったジャーナリストの大谷昭宏氏は日本国憲法の平和主義が人間らしい生活を保障することに注目して「いい国の基準はひとつ。一つひとつの命がどれだけ重くみられているか」ということで憲法9条を守ることは命を大切にする世界をつくることであり、世界にひろげていくことが必要である、とTVで見せるクールな印象とはちょっと違った熱いメッセージをおくっていたのが印象的だった。
報告を行う石川ゼミの学生たち
記念講演で熱弁を振るう大谷昭宏氏
神戸中華同文学校の子どもたちの獅子踊り
「ねがい」の大合唱で平和をアピール

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全体会の最後は「ねがい」の大合唱でしめくくり。イランからの留学生マリアムさんもまじえて神戸から高らかに平和のメッセージをおくった。
地元兵庫もガイドブックをアピール
地域に学ぶつどい〜370人以上が参加
 4日夜には「地域に学ぶつどい」が行われ13のテーマ学習会に370人以上もの方が参加された。
直下型地震のメカニズムを紹介する觜本さん
(「阪神・淡路大震災はなぜおきたのか?」)
 以下は速報『平和の美海ちゃん』に掲載された参加者の感想である。
 「社会科でなく、理科(地質学)の視点からのお話が非常に新鮮であった。また社会と(→)

(→)しても地理などで授業をするうえでもわかりやすく、非常にためになるお話であった。」 (神奈川県・男性)
 「『最近の若い子は!』とよく言われるけれど、こんなに真剣に学ぶ姿を見て感動しました。学ぶ内容を示唆した石川先生もすごいが、それを正面から受け止めて学ぶ女子学生たちはもっとすごい。」(埼玉・男性)
 「安田さんのお話に、日本の政府・行政は命を大切にしていない国だと、大谷さんの記念講演とあわせて考えました。自衛隊が海外へ出て行くより、もっと国民の生命を守るために税金を使わせるように国民が選挙できちんと意思表示をしないとだめですね。」(静岡・女性)
 「模擬授業方式で、ワクワクドキドキしながら楽しく学習することができた。実物大の教材用複製、左右両双を間近に観察し、多くの情報を得ることができた。今日学んだことを持ち帰り、授業に活用したいと思う。」(大分・男性)

2学期からの授業のヒントに
 会場を冷房完備の神戸市立麻耶神戸高校に移しての分科会では、約170本のレポートをもとに熱い議論が交わされた。その一端をいくつか紹介する。
 「これだけたくさんの先生が実際に自分の目で、自分の足で学んでいらっしゃるんだなあと実感しました。とてもよい刺激をうけたなあと思っています。」(大阪・女性)
 「日本と韓国、同じ教材を両国の生徒が学ぶというすばらしい授業方法で歴教協の奥深さを感じました。こういう歴史的事実を両国で学ぶ国際交流こそがこれからの国際交流であり、お互いの相互理解につながると思います。」(三重・女性)


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冷房の効いた教室で暑い論議が交わされた
平和と民主主義をめざす実践を広げよう
 全体討議では沖縄戦教科書記述問題(大江・岩波裁判問題含む)、憲法9条問題、学習指導要領や教育課程などの問題に関する発言が続いた。

 特に沖縄戦記述問題についてはその撤回を求める決議に沖縄からも注目が集まった。『沖縄タイムズ』は大会期間中2回にわたって一面で大会を取り上げ、会員総会での決議も大きくとりあげてくれた。こうした沖縄からの声に答えられるような活動と実践を展開することを確認した。
沖縄の平良さんから沖縄戦問題の報告
 閉会集会では恒例の「引継ぎ」がおこなわれ大会は東京へ引き継がれた。『歴史地理教育』(→)
(→)11月増刊号では現地見学も含めた大会全体を総括するのでぜひご覧いただきたい。
              (文責:組織財政)
宮城から恒例?の「9条せんべい」。
今年は職人さんも登場
兵庫のみなさん、お疲れ様でした!
来年は東京でお会いしましょう!