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歴教協編『明日の授業に使える中学校社会科 公民[第2版]』(大月書店)

 

「明日の授業に使える中学校社会科」シリーズ第2版のうち、本年3月に刊行した「歴史」に続
き「公民」が刊行となりました。
 これまでの『社会科の授業』シリーズで蓄積された授業アイディアを踏まえつつ、学習指導要
領の改訂にあわせて内容・情報を全面リニューアル。
 SDGsや新型コロナ感染症、ウクライナ戦争と核兵器廃絶の動き、女性の権利と性の多様性、ヘ
イトスピーチなど、最新の話題も盛り込んで、主体的な学びと主権者教育に役立つテーマを取り
揃えました。
 旧版と同じく専用サイト「デジタル資料集」に登録することで資料画像やワークシート案をダ
ウンロードして使えます。ぜひご活用ください。

歴史教育者協議会(歴教協) 編(編集委員 大野一夫、石戸谷浩美、岩田彦太郎、平井敦子)
『明日の授業に使える中学校社会科 公民[第2版]』
大月書店刊 2022年6月20日発売 ISBN978-4-272-40869-6
B5判200ページ 定価3,300円(本体3,000円+税)
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b605387.html

目次
シリーズ刊行にあたって
問いに向きあい、未来を創る主権者育成を
デジタル資料集の使い方

Ⅰ 現代社会と私たち

1 私の未来予想図と現代社会
2 持続可能な社会に向けて
3 現代社会の特色とわたしたち①
4 現代社会の特色とわたしたち②
5 私たちの生活と文化
6 多文化共生の実現のために
7 「家族」で考える社会と法
8 社会の合意をつくる?効率と公正の観点から
発展学習 「自分ごと」として想像力を重視した学習活動を

Ⅱ 個人の尊重と日本国憲法

1 人権の歴史
2 立憲主義と日本国憲法
3 前文の理念と基本原理
4 国民主権と天皇の地位
発展学習 国民主権と現代の政治
5 平和主義の思想
6 憲法9条と自衛隊
7 日本の平和と日米安全保障条約
8 国際社会の平和と日本の役割
発展学習 集団的自衛権と米軍基地
9 私が個人として尊重されること
10 差別を解消し平等な社会を実現するために
11 アイヌの人びとの民族としての誇りを守る
12 私はやってない!?自由権と現代社会①
13 精神の自由は守られているのか?自由権と現代社会②
14 教育を受ける権利は保障されているのか??社会権①
発展学習 ヘイトスピーチを考える
15 一人で街へ出たい?社会権②
16 人権保障を確かなものに
17 「象のオリ」から考える公共の福祉
18 BLMから考えるこれからの人権保障
19 子どもの権利条約
20 情報化社会と人権
発展学習 沖縄の基地被害から考える「軍隊の存在」と人権侵害

Ⅲ 現代の民主政治と社会

1 民主主義と政治
2 政治参加と選挙
3 政党のはたらきと民意
4 マスメディアと世論
5 選挙の課題とさまざまな政治活動
発展学習 私の代表を議会に送ろう?○○中学校模擬選挙
6 国会で決まることと私たち
発展学習 私たちが国民の代表だ?1時間でできるかんたん模擬国会
7 行政を監視する国会
8 内閣の仕事と私たち
9 行政の役割と行政改革
10 裁判を受ける権利と裁判所
11 裁判の種類と人権
12 司法制度改革?裁判員制度と司法の課題
発展学習 司法を市民のものに 模擬裁判と国民審査
13 三権の抑制と均衡
14 私たちの生活と地方自治
15 地方自治のしくみ
16 地方財政のしくみと課題
発展学習 地方自治への参加?防災ハザードマップを利用したフィールドワークを生かした災害図上訓練(DIG学習)

Ⅳ 私たちの暮らしと経済

1 私たちの暮らしと経済
2 私たちの消費生活
3・4 消費者の権利
5 消費生活を支える流通
6 市場経済のしくみ
7 価格の決まり方とはたらき
8 資本主義経済と企業
9 株式会社のしくみ
10 企業の社会的責任(CSR)
発展学習 株式会社・企業・起業
11 貨幣とは何か?
12 私たちの生活と金融機関
13 景気と金融政策
14 労働の意義と労働者の権利
15 働きやすい職場をつくる
16 外国人労働者
発展学習 こんなときどうする? 労使交渉
17 私たちの生活と財政
18 政府の役割と財政の課題
19 社会保障のしくみ
20 少子高齢化と財政
21 公害の防止と環境の保全
22 グローバル化する日本経済
23 豊かさと経済
発展学習 日本経済の課題

Ⅴ 地球社会と私たち

1 国際社会における国家
2 国際協調と領土問題
3 国際連合のしくみと役割
4 地域主義の動きと東アジア
5 地球環境問題
6 資源・エネルギー問題
7 公正な社会のために?貧困問題
8 新しい戦争?平和の実現のために
9 世界の人びとと平和をつくる?核抑止力と核兵器禁止条約

 

 

2022年度6月授業づくり講座のまとめ

◆テーマ:「6年生の憲法学習-新学習指導要領下で憲法をどう学ぼうか-」
◆講 師:佐藤幸二さん(埼玉公立小学校教員)
◆参加者:18名 小学校6名 中学校3名 高校3名 特支3名 学生 3名

◆佐藤幸二さんからのコメント
講座での発言、その後の感想を読むにつけ、小学校社会科が抱える問題点を多くの方々と共有できたこ
と、その問題を小学校教員のみならず中・高教員、さらに大学で学ぶ「未来の教師」の方々と検討する
大切さを改めて実感しました。学校現場は多忙さを極め、追い打ちをかけるようなコロナ禍の対応は教
員の「教えること」への制約をいまだに加えています。子どもたちが学ぶ内容を「自分事」と受け止め、
自分の思いや願いを言葉に発して皆で真理を探究する授業づくりが大切です。
普段の生活から「平和」の中身を「自分事」としてとらえつつ、連日報道されるウクライナの「地下壕
で爆音に怯え、手にするゲームで恐怖を紛らわす男の子、缶詰に指を入れてすくいながら空腹を満たす女
の子」の姿を目にした時、私たちの子どもたちは「平和」とはどういった社会であるか、それを壊すもの、
それを守るものは何かをあらためて考えてくれるのではと思います。アプローチこそ違え、憲法や平和を
子どもと共に考える授業を今後も創造・実践したいものです。   

◆参加者の感想
○本日の佐藤さんのお話、大変興味深く聞かせていただきました。冒頭の井上陽水のことなど、佐藤さ
んのちょっと後輩の私には、とても懐かしいものでした。
中学校教員の私も、小学6年の社会科が政治・憲法→歴史の順になったことで、現場はご苦労されて
いると聞いていました。そのなかで、憲法を学ぶことで、その後の歴史を考える物差しになるという、
どなたかのご発言には「なるほど、そういう考え方もあるのか」と思いました。
しかしながら、憲法三原則が歴史的背景抜きに学ぶことは出来ないと思います。
佐藤さんは、平和主義の学習に沖縄戦をとりあげて「へいわってすてきだね」とからめて、平和とは何
かを考えさせる取り組みをされてとてもいいなあと感じましたが、やはり歴史を先に学んでいくほうが
二度手間にならなくてよいかなとも思います。
中学校では、歴史を踏まえて現憲法の意義を扱いますし、人々のたたかいの末勝ち取った「憲法は国
家権力を縛るもの」という点も理解しやすいと思います。(小学校では扱わなくても、中学校でも十分
にできているか課題でもありますが)なにより「人権」や「民主主義」が「すでにあるもの」として学
んでも、三原則の大切さが印象に残らないような気がします。
「住民が地域の主人公」「国民が主人公」という憲法の原則を、実際にたたかっている人々から学ば
せたいと思います。(地理でも歴史でも)小学校で具体的な地域や時代に即してイメージを持たせられ
たら、中学校としてはやりやすいと思っています。小中の実践交流も大事ですね。いろいろと触発され
たお話でした。佐藤さん、本当にありがとうございました。(Iさん)

○6年生の最初におこなった「鬼滅の刃をとおして、日本社会の歴史やしくみをのぞく」授業は、児童
の流行や文化を把握した上で教材化をし、初めて出会う先生だったからこそ、児童の興味関心を高めら
れたと考えた。日常から教材になるものを探して、授業実践をすることの大切さを感じました。
 新学習指導要領の下での憲法学習は、学校現場でも混乱を招いています。佐藤先生もおっしゃってい
たように、憲法学習が先に来ると、日本国憲法が歴史の中でどのように位置づけられたものが分からな
いため、歴史学習との結びつきが浅くなり、理解を深められないと考えました。さらに、日本国憲法は
とっつきにくいため、いかに言葉をかみ砕いてわかりやすく指導するかがより大事であることを学びま
した。
 「平和」を身近に考えることについては、ウクライナ戦争のこともあってか、私自身が「平和とは、
戦争のない状態」という固定観念で考えていたことに気づかされました。普段の生活でやりたいことが
不安なくできる状態も「平和」の1つであることを学び、もう1度「平和」とはどういった社会であるか、
今の自分は果たして「平和」な状態と言えるのかと問い直すきっかけとなりました。日本国憲法の学習
を軽視する反面、国防意識を重視するような内容も含まれていることは、歴史の中の憲法の過程を全く
無視した、極めて危険な状態です。中高では単なる暗記だけに終わらず、戦争の惨禍を繰り返さないた
めにも、9年間(+3年間)を広く見通して、深め続けなければならないと考えました。(Kさん)
○今回、初めて授業づくり講座に参加させて頂きました。私は高校の教員をしているので、今回の佐藤
幸二さんの小学校での憲法の授業についてのご報告は、いろいろな点で新鮮でした。普段接している高
校生を見ていて、小学校以来憲法については、いろいろなことを習ってきているだろうと思っているの
ですが、その実際については、なかなか知る機会がありませんでした。その意味で、今回のご報告には
いろいろ目を開かれることがありました。
 まず、小学校でこれだけ系統的に憲法学習がおこなわれていること、三原則はやはり必ず取り上げる
一方、立憲主義については必ずしも教えないこと、従来は歴史学習が6年生の前半にあって、戦争の惨
禍を知って、憲法の平和主義を学ぶため、その意義が自然に理解できるようにカリキュラムが構成され
ていたこと、ところが、最近の教科書ではこれが逆転して憲法学習の後に歴史学習が来て、平和主義と
戦争体験の繋がりが子どもに見えにくくなっていることなど、興味深いと同時にとても心配なことを具
体的な現場の事情を踏まえて語って頂き、よく理解できました。歴史学習を先に学ぶべきという佐藤さ
んの提案が業者テストとの関係で若い同僚の方々に受け入れられないというような話は、学力テストが
全国一斉実施になって以来、小学校現場が大きく変わった、という以前からお聞きしている話に重なる
重要な問題と思われました。
 ただ、一方で実際に憲法を先に学んでいることで、歴史学習で戦争について学ぶ際にその意義を自覚
して子どもが勉強できるという利点もあるとの指摘は、やはり授業してみないと実際のことはわからな
いということを改めて確認できました。憲法の学習を先にやらざるを得ないとしてもそれを前向きにと
らえて、次の歴史学習の後、再度憲法について平和主義を中心に学び直すというやり方もあるのだろう
と思いました。こうした点は社会科が解体されて科目別にバラバラに歴史や公民学習をせざるを得ない
高校でも取り入れたい授業の在り方だと思いました。例えば、十五年戦争の学習の冒頭に、不戦条約を
取り上げて日本国憲法の平和主義に繋がることを最初に学んで、それがどのような戦争体験から生まれ
てきたかをテーマに戦争の歴史を学ぶというような展開が想定できるのではないかと思いました。(W
さん)
○佐藤先生の憲法の授業実践について、特に印象に残ったのは絵本を用いて生徒一人一人の「平和」を
考えさせる試みです。「平和」という言葉は「戦争がない」という状態を指すだけでなく、友達と話し
たり、家族とご飯を食べたりする日常が「平和」であると捉えなおすことはとても重要なことだと思い
ました。「平和」だからこそ、自身の楽しかったり、嬉しかったりする瞬間が守られていると認識する
ことで、「平和」という言葉と日常生活がより結びつけやすくなると思います。そのような認識が、自
身の「平和」が脅かされそうな時に抗議の声を上げることや、現代社会が置かれている状況が本当に「
平和」であるのか問い直すきっかけになると思いました。「平和」を学ぶことは、自分や自分の周りの
人々を大切にすることを学ぶことでもあると考えさせられた講座でした。ありがとうございました。
(Rさん)
○正直に言いますと、これまでは小学校の先生の実践報告を「参考」としてしか捉えていませんでした。
中学校や高校の授業に活かせることは何か、といった感覚で聴いていることが多かったです。しかし、
この4月から小学校に配属されたので、今回は全てを聞き逃さないように、そして、今の授業に活かせ
ることを探そうと、課題意識を持って参加しました。
 教科書がいろいろな意味で変わってきているなか、佐藤幸二さんは歴史と憲法の結びつきを薄くしな
いよう、授業の導入を工夫したり、歴史を学んだ上で、憲法について考えることができるよう仕掛けを
したりしていました。また、『鬼滅の刃』を年度当初の社会科の授業で扱い、子どもたちの関心をひき
つけようとしている点が、本当に子ども想いの授業で良いなと思いました。そして、佐藤さんは、子ど
もが書いた絵を許容したり、子どもの関心事を意識したりと、子ども想いの先生だなと感じました。
 今回のお話のなかで得た情報として、今後の参考になりそうなのが、「単元の入れ替え」についてで
す。いろいろな場でお話を聞いていたからこそ、教科書の使用方法や単元構成、授業テーマの扱い方は、
厳しいものだと感じていました。しかし、学習指導要領で指示がない限り、学校裁量で、単元の入れ替
えや工夫はしても良いことになっていることを知ることができました。これによって、少し気持ちが楽
になりました(あの後、学習指導要領の総則でそのことに触れる文言を見つけました)。小学校では市
販のテストを使う関係で、大幅な単元の入れ替えはできません。それでも、前後を入れ替える程度のも
のであれば、自由がきくということが分かりました。4年生の社会科でも単元の順番に疑問を感じてい
たので、堂々と入れ替えることができます。
 今年度は、3、4年生の社会科専科になりました。地域学習など、私がこれまで勉強してこなかった
分野を扱っており、毎日授業をつくるのに、精一杯です。また、中学や高校と違って、小学生は一つ一
つ丁寧にステップを踏む必要があるので、そこでも難しさを感じます。そんななか、佐藤幸二さんの授
業づくりの視点と、寛容な姿勢が、とても勉強になりました。
 また疑問として、6年生の段階で学ぶ「歴史」とはどのようなものなのか。6年生の歴史は、どのよう
な扱い方をすれば良いのかということが気になりました。気になるテーマでもありますので、またいろ
いろな方と深めていきたいです。もし自分が、6年生を担当することになったら、どのような授業展開
をしようか、と考えています。分からないことだらけの初任者で、毎日乗り越えるだけで精一杯ですが、
やはり、この授業づくり講座に参加して良かったなと思いました。子ども想いの授業づくりを私も心が
けたいです。(Yさん)                              
○小学校での憲法学習について、新学習指導要領になっての授業実践をとても興味深く聴くことができ
ました。歴史学習と政治学習などの公民的な分野の教える順番が変わったことで現場の教員もどのよう
に教えていくかで悩んでいる状況があることを知りました。その中で、これほどの実践が行えているこ
とは、どんなこともやってみなければ新しい授業は見えてこないのだなと授業づくりの面白さを感じま
した。
 また、その時々の子ども達の流行りや身近な出来事を取り入れながら、子どもを社会科の授業へと引
き込む導入などは自分も参考にしていきたいです。ありがとうございました。(Hさん)

歴教協編『明日の授業に使える中学校社会科 歴史[第2版]』が刊行されました

  

歴教協編『明日の授業に使える中学校社会科 歴史[第2版]』(大月書店)3月18日刊行

 2013年に地理・歴史・公民の3冊で刊行された「明日の授業に使える中学校社会科」の第2版が、本年3月から刊行を開始しました。「歴史」は3月に発売、「公民」(6月中旬)、「地理」(9月予定)と続きます。これまでの『社会科の授業』シリーズで蓄積された授業アイディアを反映しつつ、学習指導要領の改訂を踏まえ、最新の研究による知見と、主体的な学び・探究学習を考慮した学習活動を随所に盛り込みました。
 旧版と同じく専用サイト「デジタル資料集」に登録することで豊富な資料画像やワークシート案をダウンロードし、明日の授業にすぐ使えるものとなっています。
 新型コロナ感染症、ウクライナ戦争、核兵器廃絶の動き、地球温暖化、SDGs、女性の権利、性の多様性といった最新のトピックも盛り込まれています。世界が直面する新たな課題を受け止めた授業づくりに活用いただけることを願っています。

歴史教育者協議会(歴教協) 編(編集委員 大野一夫、石戸谷浩美、岩田彦太郎、平井敦子)
『明日の授業に使える中学校社会科 歴史[第2版]』
大月書店刊 2022年3月18日発売 ISBN978-4-272-40868-9
B5判240ページ 定価3,300円(本体3,000円+税)
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b599990.html

目次
シリーズ刊行にあたって
社会科でこそ多様な「主体的・対話的で深い学び」を

Ⅰ 歴史学習のはじめに年代の表し方 ?あなたは何年生まれ?
身近な地域の歴史(学習活動例1)?わたしたちの学校の歴史と学制
身近な地域の歴史(学習活動例2)?『津和野百景図』を歩く

Ⅱ 原始・古代
1 ヒトとサルのちがいは何か? ?人類の登場
2 世界の古代文明 ?エジプト・メソポタミア・インダス
3 中国文明の広がり ?殷・秦・漢
4 ギリシャ・ローマの社会と文明
5 日本列島の旧石器時代 ?野尻湖・岩宿遺跡
6 土偶の謎に向きあう ?縄文時代の人たちの思いは?
7 戦う村 ?稲作の広がりと弥生文化
8 なぞの金印 ?ムラからクニへ
9 仁徳天皇陵(大仙古墳)はなぜ大和につくられなかったのか ?古墳・大王・大和王権
10 埴輪は何を伝えようとしているのか ?古墳文化
11 聖徳太子はなぜ天皇にならなかったのか ?聖徳太子(厩戸皇子)・大化の改新
12 平城京跡から読み解く律令国家の成立
13 女性が多い戸籍 ?律令制のしくみと奈良時代の農民
14 東大寺になくて普通の寺にあるものは? ?鎮護国家と律令体制
15 平安の都と東北支配
16 摂関政治 ?この世をばわが世とぞ思う
17 国風文化
18 仏にすがった人びと ?浄土信仰
〈学習活動〉原始人日記を書こう

Ⅲ 中世
19 武士の登場
20 院政と平氏政権
21 鎌倉幕府の成立
22 農村に生きる武士 ?武士と民衆の生活
23 神仏に祈る ?鎌倉文化
24 『蒙古襲来絵詞』の謎にせまる ?モンゴルの襲来・鎌倉幕府の滅亡
25 60年も続いた南北朝の動乱 ?後醍醐天皇と足利尊氏
26 東アジアのなかの日明貿易 ?足利義満と室町幕府
27 琉球とアイヌの人びとがつなぐ交易
28 産業の発達と民衆の成長
29 村の自治と土一揆
30 戦国の戦い
31 金閣と銀閣 ?室町文化

Ⅳ 近世
32 ルネサンスと日本  ?新しい文化や技術はこうして生まれた
33 「チャリン」で免罪?宗教改革 ?宗教改革と日本のつながりを読みとく
34 大航海時代 ?コロンという人物を知っていますか?
35 鉄砲とキリスト教  ?天正遺欧少年使節団から見える日本と世界
36 信長は悪い人か? ?信長が歴史で果たした役割
37 農民にとって秀吉はいい人か? ?太閤検地と刀狩
38 人さらい戦争 ?秀吉の朝鮮侵略
39 ふすま絵と茶の湯 ?安土桃山文化
40 江戸幕府の成立・大名の統制
41 江戸時代の身分制度
42 幕府による貿易の統制 ?朱印船貿易と禁教
43 鎖国下の対外関係 ?朝鮮通信使と蝦夷・沖縄
44 産業の発達 ?新田開発
45 江戸・京都・大阪 ?三都のにぎわい
46 徳川綱吉の政治と元禄文化
47 享保の改革と民衆の抵抗
48 田沼の政治と寛政の改革
49 学問の夜明け ?解体新書の完成
50 喜多川歌麿と松平定信の対決 ?化政文化
51 内憂外患 ?外国船の出現と天保の改革

Ⅴ 近代1 帝国主義と日本
52 イギリスの市民革命
53 独立への「お茶会」 ?アメリカ独立宣言
54 バスチーユを攻撃せよ ?フランス革命
55 イギリスの産業革命
56 インド大反乱 ?インド民衆の抵抗
57 高杉晋作の見た中国・清 ?アヘン戦争と太平天国の革命
58 異人、江戸に来たる ?開国と条約
59 江戸幕府がたおれる ?攘夷から倒幕・世直しへ
60 欧米に負けない国づくり ?明治維新・地租改正
61 徴兵懲役一字のちがい ?徴兵令
62 学校のはじまり ?学制
63 文明開化の音がする ?本当に日本の文明は開化したのか!?
64 蝦夷地を日本領「北海道」にする
65 国策としての「征韓論」と朝鮮人差別 ?琉球処分・台湾出兵、そして「征韓論」の行きつく先は
66 国会をつくれ! ?自由民権運動と秩父事件
67 憲法と国会ができた! ?大日本帝国憲法の成立──あなたはどう考える?
68 なぜ民衆は日清戦争を支持したのか?
69 なぜ民衆は日露戦争を支持したのか?
70 なぜ民衆の不満がポーツマス条約に爆発したのか?
71 植民地にされた朝鮮の人びとは何を奪われたのか?
72 北陸から来た少女たち ?日本の産業革命と社会問題
73 足尾銅山と田中正造 ?労働者と社会問題
74 明治の教育と文化
〈学習活動〉自由民権運動(秩父事件)に歴史的意味は あったのか?

Ⅵ 近代2 二度の世界大戦と日本
75 第一次世界大戦 ?毒ガス・戦車・二十一か条要求
76 第一次世界大戦とレッドポピー

〔本文で言及した文献〕 引用順

加藤祐三『黒船前後の世界』(一九八五年)
三谷博『ペリー来航』(二〇〇三年)
岩下哲典「日米和親条約の締結前後における領事駐在権をめぐって」『応用言語学研究』七(二〇〇五年)
陶徳民『松陰とペリー』(二〇二〇年)
今津浩一『ペリー提督と開国条約』(二〇一一年)
清水康行『黒船来航』(二〇一三年)
清水康行「『日米和親条約』諸言語版の本文をめぐって」『国文目白』 五六(二〇一七年)
荒野泰典「幕末維新期日米条約の原本調査:米国々立文書館での調査とその成果」『史苑』七三(二〇一二年)
石井孝『日本開国史』(一九七二年)
羽賀祥二「和親条約期の幕府外交について」『歴史学研究』四八二(一九八〇年)。後『幕末維新論集 2 開国』(二〇〇一年)に再録。
西澤美穂子『和親条約と日蘭関係』(二〇一三年)
麓慎一『開国と条約締結』(二〇一四年)
横山伊徳「米国国立公文書館所蔵万延元年遣米使節関係文書について」『国立歴史民俗博物館研究報告』二二八(二〇二一年)
Hunter Miller ed., Treaties and other International Acts of the United States of America, vol.6, 1852-1855, United States Government Printing Office, 1942
横山伊徳「先生 教えて 南北戦争と幕府の対応」『歴史地理教育』五九四(一九九九年)
横山伊徳『開国前夜の世界』(二〇一三年)
安達裕之『異様の船』(一九九五年)
大沼保昭『国際法』(二〇一八年)