投稿者「温若杉」のアーカイブ

2021年2月号「『人種』から問う現代世界」の読みどころ

 

 アメリカ合衆国ミネソタ州で白人警官による黒人男性に対する暴行死事件がおきて以来、ブラック・ライブズ・マター運動が全米から全世界に広がっています。この運動は白人優位の社会への異議申し立てとなり、植民地主義への批判として歴史観の見直しをひきおこしています。日本を含めた人種問題から現代世界の課題を考えてみましょう。

2021年1月号「いま、感染症の歴史と向きあう」の読みどころ

 COVID-19の感染拡大により、私たちのくらしや社会のあり方そのものが問い直されています。歴史を振り返ると、人類は感染症と深く関わって生きてきました。

 そして今、私たちの生活や人とのつながり、権利や命は、深刻な影響を受けています。現在進行形のこの課題に向き合うために、あらためて感染症の歴史について考えてみませんか?

2020年12月号「地域から見える困難と希望」の読みどころ

 多くのものが奪われてきた地方。その疲弊を加速した「平成の大合併」。さらに、東日本大震災・原発事故、多発する災害、コロナ禍により、大きな困難にみまわれています。

 その中でも、自分たちで地域経済を創り出している町や村があります。若者が、各地で地域おこしを進めています。その姿を伝えたいと思います。

2020年11月増刊号「コロナ禍を生きる-子ども 学校 地域」の読みどころ

  2019年末から広がった新型コロナは、世界を一変させました。日本は2020年の東京オリンピック開催などを意識してか、初動対応の遅れが目立ちました。
 また、安倍前首相により突然出された全国の学校への一斉休業要請は、子どもや教師、そして保護者を大きな混乱に陥れました。子どもたちは、学びの集大成の時期を壊され、思い出に残るはずの卒業式を奪われました。
 そして、緊急事態宣言は、補償なき自粛を人々に強いるものでした。そして、宣言が解除された今も、コロナ患者の急増に対応して、地域の医療・福祉を支える病院や保健所などは過重な負担を背負い続けています。また、経済活動の自粛によって、非正規労働者は雇い止めに遭って困窮し、営業を制限された中小企業は倒産が相次いでいます。
 この社会で今何が起こっているのか。コロナ禍で混迷する社会や経済の問題点を明らかにして、どうすればそれをのり越えることができるのか。今後のあるべき姿を展望したいと思います。

2020年11月号「承久の乱と執権北条氏」の読みどころ

近年、日本中世史に対する新たな見方が、次々に打ち出されています。
歴史教育では、その変化を学び、多様な見方を子どもたちと考えるチャンスとしていきたいものです。
承久の乱と北条氏台頭の歴史的意義の見直しを通じて、日本史の全体像を見渡したいと思います。

2020年10月号「もっと広めたい!性の多様性認識」の読みどころ

   日々のくらしのなかで,性の多様性のことをよく見聞きするようになってきています。一方,セクシュアルマイノリティへの偏見や差別が絶えません。また,これらを特殊な人だけのことであるとするような認識も大きな問題です。

   性の多様性への認識がしっかりと社会に根づくためにどう考え,取り組むべきか・・・。具体的な取り組みから考え直してみませんか?  

2020年9月号「江戸 大坂 京都 三都物語」の読みどころ

   江戸・大坂・京都の三都は、大坂を中心とする流通組織の中で互いに結びついて、全国的なネットワークを築きました。

  また、江戸時代は災害や環境問題、疫病など、現代につながる課題を抱えていました。そこには理想ではなく、現代に通じる課題の原点が見えてきます。

  三都を比較して、江戸時代の認識を深めたいと思います。

2020年8月号「モダニズムとその時代」の読みどころ

    映画、百貨店、ラジオなどは、「大衆文化」の代表例として歴史の教科書でも取り上げられています。こうしたものは、私たちの暮らしや思想・文化などに関わって、現代の起点として捉えられることも多いのではないでしょうか。

    特集では、1920~30年代の「モダニズム」の特徴を、地方都市や東アジアなどの視点をふまえて考えます。現代のわたしたちを取り巻く社会を問い直す機会になればと思います。

 

2020年7月増刊号「学び会う「歴史総合」の授業づくり」の読みどころ

 第9次高等学校学習指導要領の告示により、2022年度から新科目「歴史総合」が必修科目として登場します。

 「歴史総合」は、目標として「世界とその中の日本を広く相互的な視野から捉え、現代的な諸課題の形成に関わる近現代の歴史を理解する」ことを掲げ、近現代の歴史の諸事象の意味や意義、特色などを比較したり、相互の関連や現在とのつながりなどに注目して、考察し、歴史の中で形成されたさまざまな課題を把握し、解決を視野に入れて構想する力、説明したり、議論する力を養うことと述べています。

 本特集では、歴教協の授業実践の蓄積に学びながら、「歴史総合」の構成要素である「歴史の扉」「近代化と私たち」「国際秩序の変化や大衆化と私たち」「グローバル化と私たち」「現代的な諸課題」という5つの観点に立って、具体的な授業づくりの構想を提示します。全国の学校で生徒と教員がともに学び合いながら、豊かな「歴史総合」の授業づくりが進むことを期待します。

2020年7月号「一帯一路と東西交易」の読みどころ

 世界第2位の経済大国となった中国は、広域経済の発展をめざすとして、近年、「一帯一路」を推進していますが、さまざまな問題も抱えています。

「一帯一路」の通過点で、東西交易路の要衝であった中央アジアと遊牧民の生活の実情など、従来の「絹の道」や「海のシルクロード」にとどまらない観点から、東西交易の歴史と現在に目をむけて特集しました。(北田)