スポーツは、競技や観戦を通して楽しむだけでなく、文化や政治、ビジネスなどに関わって、私たちの生活や社
会に大きな影響を与えています。
特集では、スポーツと歴史や文化、民族、ジェンダー、地域などの課題が交差する場所に焦点をあて、社会科学
習の可能性を探ります。スポーツを通してどのような課題が見えてくるでしょう
か。
スポーツは、競技や観戦を通して楽しむだけでなく、文化や政治、ビジネスなどに関わって、私たちの生活や社
会に大きな影響を与えています。
特集では、スポーツと歴史や文化、民族、ジェンダー、地域などの課題が交差する場所に焦点をあて、社会科学
習の可能性を探ります。スポーツを通してどのような課題が見えてくるでしょう
か。
学制発布、鉄道開業、郵便・銀行制度発足の1872年。初めてガス灯が灯り、富岡製糸場が開業し、近代的な戸籍が作られました。宗教を取り巻く政治や社会の動向も注目されるこの頃は、「文明開化」という言葉で飾られています。近代化の眩しい光が生み出した影を、授業の中でどのように振り返るべきか、特集しました。
1972年1515日、米軍による沖縄の直接統治が終わりを告げた。あれから50年を経た今の沖縄。そこに何が見え
るのか、この先はどうなるのか、わたしたちはどうすべきなのか。 沖縄、そして日本、さらに世界へと視野を広げ
て考察したい。
19世紀半ば、日本はどのように欧米の圧力と向き合ったのでしょうか。近年は幕府が結んだ条約や外交交渉に対
する評価の見直しが進んでいます。
新年度から高校では、世界と日本の近現代史を学ぶ歴史総合が始まります。私たちはどのような授業づくりがで
きるでしょうか。最新の研究成果に学び、「開国」の歴史像を考えてみませんか。
東日本大震災・原発事故から11年。被災者の苦しみも原発被害も続いている。あの日からのことを伝え、ともに
学ぶ取り組みを紹介したい。
今も日本全国で数多くの災害が発生し、巨大地震・原発事故のリスクは目の前にある。こうした状況を学び合
う、さまざまな授業実践に注目したい。
小学校は、歴史学習の出発点である。小学校教員の座談会や授業を中心に、子どもは歴史とどのように出会い、
どのように学ぶのか、授業のあるべき姿を特集した。そこから、中学・高校の歴史教育は何を学ぶべきか。地域の
遺跡や史料から子どもが疑問をみつけ、みんなで解き明かす。そんな授業を中学・高校でも追求したい。
貧困、虐待、不登校、望まない妊娠など、こどもたちの身のまわりには、「生きづらさ」をめぐる課題があふ
れ、コロナ禍によってより深刻になっている。こどもたちが生きる日常に、希望をどう紡いでいくのか。おとなた
ちの役割や責任を具体的に示し、こどもたちが生きる希望をみいだせるような特集を目指した。
戦争体験者は次第に減り、体験を語り継ぐことが難しくなっている。
しかし、新しい世代により、戦争の記憶を継承しようという取り組みがさかんにおこなわれている。
そもそもなぜ、戦争体験を継承する必要があるのか、そのためにどのようなことがなされているのか。
未だ解決をみない問題にも着目したい。
本号は、コロナ禍で実施された初の歴教協のオンライン全国大会の報告集です。
コロナに負けずに学校や地域での授業や行事などの活動の報告をまとめました。
具体的には、全体会や分科会、そして地域に学ぶつどいで報告されたものを掲載しました。
全体会では、ジャーナリストの望月衣塑子さんの日本政治の現状批判、分科会は21のグループに
分けて、授業実践や地域の掘り起こしなど報告を記載しています。地域に学ぶつどいでは、教科書問題や
震災10年目の福島・宮城の現地報告、日韓・日中の授業などの交流を特集しています。
さらにそれらとは別に、この1年の社会科教育や歴史教育を振り返り、その課題と今後の展望を
特集した論稿を掲載しました。
大会に参加された方はもちろん、参加されていない方には大会を振り返って、社会科教育、歴史教育の現在地を
学んで頂ける内容となっています。是非、ご講読をお願いします。
近年、歴史研究が進み、南北朝時代についての新たな見方が次々に打ち出されています。この時代は日本史上の大きな画期です。そして、この時代に対する評価の変化もまた歴史教育の重大事です。今までの認識をリセットするとともに、その変化も教材にして、新しい歴史の見方を教室で子どもたちと考えていきたいものです。